1998年7月31日(金)巨人ー阪神(甲子園18:00)
長かった勝利までの道
| イニング | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
| 巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
| 阪神 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | × | 6 |
ずっと夢だった甲子園での巨人戦。東京を出たのは前の日の深夜。
貧乏学生の俺は、青春18きっぷで鈍行を乗り継ぎ、甲子園へ向かった。
やはり電車の直角イスは寝づらい。ほとんど眠れないまま10:00大阪に着く。
1年ぶりの大阪。とりあえず阪神百貨店のタイガースショップで買い物。
いつもJRで甲子園へ行ってたが、初めて阪神電車に乗ってみることにした。
電車の中がタイガースでいっぱいだった。中吊り広告も試合日程とか、月刊タイガースなど阪神1色。
甲子園でまず驚いたのは、ダフ屋のほとんどがおばちゃんだったことだ。
東京ではいつもアブなそうなおっちゃんばかりだったので、なんだかほのぼのしていた。 そして、甲子園の目の前にダイエーがあるのもかなりうれしい。
関東では、球場への持ちこみはが少ないのだが、こっちではみんなダイエーでたくさん買いこんで 応援に行っている。
庶民的でかなりいい雰囲気だ。さらに、弁当や惣菜売り場で「六甲おろし」が大音量で流れているのだ。 これにはさすがにびっくりした。
ほんとに甲子園は阪神ファンばっかりだなと感心した。
16:30知り合いからチケットを手に入れ、球場の中へ。
去年、一昨年とずっとレフトで見てたから、初めてのライトで観戦。
ライト側の外野は全て指定になってるので、どの席になるのか重要だった。
チケットは49段049席。最上段だった。とにかく眺めがいい。
スコアボードに近い席だったので、試合は良く見えた。
それにしてもかなり人が多い。まわり1面が阪神ファン。
外野がかなり広いこともあって、東京ドームより広く感じた。
今日の先発は、予想通り藪とガルベス。藪と清原の対決が楽しみだった。
残念ながら、また八木はスタメンじゃない。いつも俺が見に行くとスタメンからはずれているのだ。
甲子園、さすが本拠地だ。応援団の数も半端じゃない。
トランペットの数も多いし、太鼓も・・・すごい迫力だった。
中でも、和太鼓を使ってたのは驚いた・・。
応援団もモップを高く掲げて、合図をしてるし、本場は違うなあ・・
試合が始まった・・1回の表、仁志、清水をしとめた。しかし、松井にヒット打たれ、 清原ファーボールで2アウト1塁2塁・・しかし高橋を抑え、ほっとする。
いつもだと、点取られてたパターンだった。今日はいける!!
今日の藪も調子がいいようだ。点取られるまでは・・・
とにかくエラーのない試合を期待してた。
1回裏、阪神は坪井から。
セカンドゴロで、スタンドがため息に包まれる中
セカンド仁志が捕球しそこなっている。なんと巨人がいきなりエラー!
2番和田もきちんとバントで送って、1アウト2塁。バントが成功した!!
最近、守ってはエラー、バントは失敗でどうしようもない野球ばかり見てたから、バント成功だけでも、まわりは盛り上がっていた!
今岡は倒れたが、桧山はファーボールで1塁2塁。そして好調のハンセン!
スタンドはもう1回から盛り上がっていた。ハンセンは期待に応えてタイムリー!阪神いきなり先制\(^o^)/
ライトはみんな総立ちでメガホンを打ち鳴らしている。
結局、大豊は打ち取られ、1点で終わった。
2回表も村田にヒット打たれても、次の川相でダブルプレーに・・
完璧だ。ミスがひとつもなく阪神のペースだ。
隣の方とも「エラーが出なければ今日は勝てますね」と話した。
「エラーをしない」それが阪神にとって1番難しいのだ。
2回の裏も阪神の猛攻だ。矢野がヒットで出て、藪がきっちり送る。
そして坪井がヒットで、和田がファーボール。満塁になったが
結局、今岡がショートゴロに倒れ、おしくも0点に終わる。
取れるうちに取っておかないとまずい・・そういう予感がしてた。
3回に入っていきなりハンセンがエラー・・
「やってしまったか・・」そう思ったが、藪はその後をピシャリと抑える。
讀賣が、送りバントを失敗したのを見たのも久しぶりだった。
今日の藪はかなり良かったと思う。
その裏、桧山、ハンセンと倒れた後、予想もしなかった大豊が打った。
大豊の打った球が、そのままスタンドに入ってしまった・・
まさかの一発に、スタンドが再び盛り上がる。そして万歳三唱!
最高だった・・・ほしかった追加点が入った!
今日の藪の出来から見ても、勝てそうな気がしてきた!
さらに5回の裏、またすごいシーンを見ることができた。
面白いようにヒットを打つ阪神。これを開幕戦から期待してたのだ。
桧山、ハンセンと連続ヒットの後、打席は大豊。
さっきの一発をまた期待して、応援もさらに盛り上がる。
こんなに盛り上がる試合は久しぶりだった。ほんとに楽しい。
阪神ファンに囲まれて応援できる・・甲子園はやっぱりいい。
なんと、大豊の打球は、ライトスタンドへ・・・
阪神ファンの歓声がこだまする。
ファールすれすれ・・入った!スリーラン・・・\(^o^)/
おいおい・・・こんなにうまくいっていいのか??
もう俺は半狂乱状態で六甲おろしを歌っていた。
気持ち良すぎる・・・
体じゅうに応援団の太鼓の音がずんずん響く。
巨人相手に5-0、巨人相手に5-0・・
あの偉そうなガルベスををめったうちだ!
さらに6回裏にも喜劇は待っていた。
コールズの応援歌に変わった、坪井から・・
「いーまーあらたなーじだいをーきーりーひーらけー♪」
坪井も粘って2-3からの1球はライトへ・・・
またライトスタンドに入ってしまった。6点目・・・。
阪神ファンがお祭り騒ぎをしてる間、長嶋監督が出てピッチャー交代・・
いつもどおり、ガルベスは渋っている。
また、審判ともめつつも、ベンチにひきずられていくその時
ガルベスに向かって審判がダッシュで向かって行くのが見えた。
そして退場になったようだ・・
アナウンスを聞くと、ガルベスが審判に向かってボールを投げたらしい。
もう甲子園は騒然・・・ガルベスらしい結末だ(^^)
8回表・・ランナー2塁3塁で松井・・・
奴の打った球はレフトへ伸びる・・・
阪神ファンの悲鳴がこだましたが、レフト桧山がなんとかバックして間に合った。
犠牲フライの1点ですんだ。パウエルだったらやばかっただろう。
さすがの俺も、そろそろ本当に勝てる気がしてきた。
9回表、ピッチャーはリベラじゃなく葛西。
元木にデッドボール与えたが、川相をおさえ、代打吉村をサードゴロに・・
ついに、「あとひとり」コールだ・・・
俺にとって初めての「あとひとり」コール。
巨人最後の代打は後藤。
うれしさで俺の体が震えている・・夢だった甲子園で巨人に勝つこと・・
後藤の打球は和田の正面へ・・・瞬間、ライトスタンドからジェット風船が飛ぶ。
慎重に和田が、グラブへ打球をおさめ、試合終了!!
阪神が勝った\(^o^)/
長かった・・・勝利・・・
大豊のヒーローインタビューを聞いてて
オープン戦から見に行って、7月の終わりの今日ようやく勝てるまでの長い日々・・
いつもめちゃくちゃ気分悪く、家に帰ってビール飲んで寝る日々・・
それらがふと頭をよぎる・・・
そして、ついに今年初の勝利の六甲おろしだ。
伴奏をBGMに歌えるのは気分いい!!
ほんとに最高の気分だ。甲子園に来て良かった(;;)
「はーんしーんたいがーす!ふれー、ふれー、ふれー、ふれーー♪」
巨人ファンはすぐ帰ったが、ライトはみんなその後も残って
勝利の余韻を味わっていた。
「勝った!勝った!また勝った!弱い巨人にまた勝った!!!」
ほんとに勝ったのだ。ついに1勝・・・
ずっと最後までいて、甲子園から出た。
そして、すぐ友達へ電話した。報告するために・・・
気持ちいい1日だった!
カプセルホテルで、プロ野球ニュースを気持ち良く見て
その日は安眠できた。\(^o^)/
阪神タイガース万歳\(^o^)/\(^o^)/
※本文章は私の旧サイト「Arcadia ま~ぼ~’s home page」の「阪神応援日記」を本「wataridori.net」へ移行したものです。