1998年6月17日(水)阪神ー横浜(横浜スタジアム18:00)

終わった・・(;;)

イニング
阪神
横浜

ファン生命をかけた今日の横浜VS阪神戦。
今シーズン0勝6敗の俺に勝てることができるのか・・
前の日から、高校時代からの友達が泊まりに来て
気合いだけは十分だった。
自由が丘のあやしい中華屋で、850円の定食を頼み
「おいおい、これでほんとに850円かよ??」と思えるほど
ふざけている「牛肉と春雨の炒めもの」を選んだことから
俺の悲劇は決まっていたのかもしれない。

夜遅くまでビール飲んでて(俺はビールしか飲めないんです)
朝起きてみると11時だった。昼飯は焼肉バイキングってことで
近所のサンマイで動けなくなるくらい、食べて
家で前哨戦として、ニンテンドウ64の実況パワフルプロ野球で
その友人と勝負することにした。

ちなみにこのゲームの持ち主は自分だが
人間&コンピューター相手にも、まだ一度も勝ったことがないのだ。
初心者相手にも負けてしまう俺は情けないのだが
今日も俺が阪神、友人が横浜を操作したのだが
なんと初回に7点もとってしまい、結局22-7で勝ってしまった。
そういうことで、俺としてはかなりいい気分で球場へと向かった。

今日はチケットを持っていない。チケットをどこで買うかが問題だった。
ローソンで買おうとしたら、前日のチケットは買えなかった。
浜スタでは、球場での当日券をなぜか4時からしか売ってくれないのだ。
俺はもちろん4時前に行くつもりなので
桜木町で降りてチケットぴあを探すことにした。
いつもは関内で降りるから、道はほとんど分からなかった。
歩くこと数10分、今歩いてきた道の方に「OIOI」の看板を見つけた。
マルイにはぴあがあるので、俺たちはそこまで来た道を戻った。
しかし、予想通り(・・)定休日だった(笑)
かなりやばい予感がした。

16号沿いに歩いていくと、雛寿司を見つけた。
よく、雑誌でも紹介されている4200円で食べ放題の店だ。
少し高いけど、今日勝ったらそこで食べようとふたりで話していた。
そうしているうちに、浜スタが見えてきた。
時間はまだ3時すぎだったが、もう結構な行列になっていた。

俺は券を持っていないため、俺が入場券発売の行列に並んで、
相棒がチケット持ってる人の列に並ぶ作戦をとった。
入場券発売が4時、開門が4時半だったので、
うまくチケットを買って、並ぶことができた。

そして、4時半になり開門。ダッシュで階段を駆け上がり
いつもの応援団の後ろの席を2人分確保する。
今日は阪神の成績も良くないこともあって
この前来たときのような「通路に座るくらいびっちり」と
いうようなことはなかった。
応援団が、応援歌の歌詞を書いたコピーを
100円で売りさばいているのを見て、ちょっとおかしいと思ったが
買いたい人間がいっぱいいることに、もっと驚いた。

先発ピッチャーは中込、横浜は斉藤隆。
心なしか阪神応援団が増えている気がする。
とりあえず、友達とグッズを買いに行く。
相棒はなぜか定詰のファンなので、メッシュのユニフォーム無地を
買ったはずなのだが、手にしたのは、新庄のネーム入り(5000円以上)だったらしい。
本人はかなり得したと喜んで、携帯で友達に電話しまくっていた。
そして、今日はツイてるから絶対勝てる!と言っていた。

佐々木の連続セーブ新記録などという、どうでもいい表彰式の後
ようやくゲームが始まった。
八木はまたしてもスタメンに名前はなかった。
昔からの八木ファンの俺は「4番八木」を楽しみにしてたのに・・
阪神の攻撃は1番センターの坪井。新庄は最近出てない・・
しかし、初球打ちでセカンドゴロに倒れる。
つづく今岡がヒットで出塁ランナー2塁・・ヒットが出て応援もかなり沸く。
特に俺のすぐななめ左後ろの、俺と同じくらいの歳の銀のマントをはおった
兄ちゃんはかなり燃えていた。イスの上に立ち、ひとりで観客を扇動していた。
でも、そういう人がいる場所は盛り上がる。いい雰囲気で応援できた。

そして3番桧山。いきなり応援は盛り上がる。
なんと桧山がライト前ヒット!夢のようだ。いきなり1点先制してしまった。
いいんだろうか???結局、平塚、大豊と凡退し1点どまりだった。
それでも俺はうれしかった。ただ、頭の片隅にヤクルト戦で初回に
4点をとりつつ逆転負けした試合の悔しさが残っていた。
はるか遠くに雛寿司が見えてきた気がした。

ここで気になるのが、得点をとられた直後の阪神。
だが、1回裏は中込の完璧な投球で抑えてくれた。

やはり阪神だった。
3回裏、先頭の石井の普通のショートゴロを、開幕戦の戦犯、星野がエラー・
なんでもない打球をヒットにして、ノーアウトランナー1塁。
俺に悪夢がよぎる・・いつもこのチームはエラーから大量失点をとられる。
星野にヤジがとぶ・・(俺もとばしました)
つづく波留に、センターオーバーのタイムリーを打たれ
足の早い石井に、はやくもホームへ帰られ、追いつかれる。
「あほ、星野」ふうぅ・・。俺が勝つのはやはり難しいな。

この回は、1点で抑えることができて、阪神の追加点を期待したが
結局、追加点を取ったのは、4回裏の横浜の攻撃だった。
試合がふりだしに戻ったというだけなのだが、
俺にとってはリードされてる気がずっとしてた。
そんな時、ぼーっとサンクスで買った
おにぎりシーチキンマヨネーズを食べてる最中に
ローズにホームランを打たれてしまった。
おわった・・・
完全に俺はだめだと思った。
放心状態になった。
阪神ファンからも、ため息と「またかよ・・・」の声。
7回が始まるまで、横浜のペースで1-2で進んでいった。

ところで、今回から横浜スタジアムも
ジェット風船が使えなくなってしまったらしい。
環境保護と近所迷惑が原因らしいが、ぜんぜん説明になってない。
ということで、売店にはもう風船は発売中止になっていたが
ファンが持参した風船で、6回裏の終わりのレフトスタンドには
カラフルな風船が泳いでいた。
そして恒例の六甲おろしの後、風船が空へ放たれた。
警備員はどうすることもなく、ぼけーっと見ていた。

ラッキー7の阪神の攻撃が始まった。
先頭ハンセンが、いきなりショートオーバーのヒット
ノーアウト1塁で期待がかかる。
つづく矢野が、送りバント失敗をやらかしながらも
代打山田が、ファーボールを選んでくれ、1アウト1塁2塁
とにかく、この2人の打席は長かった。
応援歌を絶叫しているほうも、20コーラスは歌ったんじゃないかと
思うほどながかった。でもそれはファンとしてうれしかった。

坪井が凡退し、2アウト1塁2塁で、ついに神様の登場となった。
俺の尊敬する、八木様だ。
「やぎーーー」「やぎー」みんな八木のタイムリーを期待している。
1点差で八木だから、追いつくんではないかと俺も思ってた。
「いーざーゆかーんやー♪もえたーつーだいーちにー♪」
「さあ、やーぎーひろーしがー♪しょうりーをーめざーしてーー♪」
のどが枯れるほど歌う。阪神ファンは総立ちで一途に応援する。
俺の予想は、うれしい方向にはずれた。
八木がバットを振った瞬間、ボールが俺のほうへ向かってきた。

一瞬わけがわからなく、記憶がとんだ。
そして、俺の2列先へ落ちたとき、逆転3ランホームランということに気づいた
俺は相棒に速攻抱きつき、あまりの喜びにパニックになり
知らない人達とも抱き合い、喜びを表現した。
これまでの6連敗の悔しさを思い出し、涙を流して喜んでしまった。
そして、次の打席の桧山になっても、六甲おろしは続いていた。
ついに4-2。奇跡が起きた。これなら4200円の寿司も高くない。
もう、俺は夢心地で、阪神ファンであることの幸せさを、身にしみて実感していた。
虚人ファンや、ヤクルトファンじゃなくて良かったと、ほんとに思った。
今年7試合目にしてとうとう勝利・・もう勝ちを確信していた。
勝っても最下位の試合だけど、ほんとにうれしかった。

7回裏、先頭の代打、中根に2塁打を打たれたが
ホームランでも2点、安心して見てた。
石井をセカンドゴロにしとめ
波留の打ったボールはサード、ハンセンのところへ・・

ここで、また阪神の病気が始まった。
またハンセンがボールをはじく。
さらに本人もボールを見失っている。
「!!!!」
いやな予感が頭をよぎった。
・・・・・やばい展開だ。
おれがキレかかるも
「まだ勝ってるんだから」と自制してるところで
シナリオがあるかのように
つづく、鈴木にタイムリー浴びる。どんどん、雛寿司が遠ざかっていく。

そして、駒田に回った。
奴の打った打球はセンターオーバーの2点タイムリー・・
逆転される・・・(;;)

・・・・あほや・・・・
俺は呆然とし、視線が定まらなく、意気消沈してしまう。
悔しいというより、運命に負けた気がした。
ある程度自分が見に行くことで、負けることはわかったが
あまりに酷だよ。神様。
いつになったら俺は勝てるのだ?
ふざけたチーム・・阪神。

もちろん9回は大魔人が登場して、最後は応援もむなしく
八木でゲームは終わった。
メガホンがいつものように投げ込まれるが
阪神ファンはそれだけではすまなかった。
みんながぴりぴりしている。
自分を抑え切れなく1歩手前までいった。

俺の近くのファンが投げたメガホンが、応援団の太鼓に当たった
阪神のファンと応援団が、もみ合いになったそのとき
応援団がいきなり、ファンの顔面を殴りつけ、何発も思いっきり殴った。
もちろん警備員は、手出ししようとしない。とめようともしない
ファンの顔面が血でべとべとになる。シャツにも血が・・
応援団はそれでも、殴る・・。

ここまで、応援団が暴力振るうのははじめて見た。
その血だらけのファンは、警備員に医務室に連れて行かれたようだ。
しかし、そのファンの彼女らしき女が
ひとりでその応援団に向かって行った。
応援団もきれてるが、さすがに女には手出ししなく
「謝る」「謝らない」の口ゲンカになる。
俺らはそこで、球場を後にすることにした。
阪神の弱さが生んだ悲劇だった。

俺も怒りが収まらないが、これでファンやめなければならない。
今年7回見に行って、全敗だからな・・うーむ。
でも、なんだかシナリオどおりって気がして、どうでも良くなった。
俺が勝つことがどれだけ難しいか・・
今度から、相手チームのスタンドに俺が行って応援しようかな。
帰り、都立大学の銭湯へ直行し、汗を流してから
帰宅し、相棒と酒を酌み交わす。
悔しすぎる。そして自分の愚かさを知った。
あれだけ喜ばせておいて・・・
八木のホームランで勝ちを確信した俺が甘かった。

毎回、こういうことを書いてるけど
もう7回だ。それも連敗。
だめだ・・・俺がこれ以上行っても勝てる気がしない。
ファン引退かな(;;)
本気でそう思いました。たまらなく悔しくて寝れないぞ。今夜も。
開幕戦のときに買ったビールジョッキで
ビールを飲める日がいつになったら来るのだろうか??

※本文章は私の旧サイト「Arcadia ま~ぼ~’s home page」の「阪神応援日記」を本「wataridori.net」へ移行したものです。

1998年 6月 17日 | Posted in 阪神応援日記
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