性犯罪者とメガン法
今日は夜、NHKの「クローズアップ現代」を見ました。
「性犯罪者の情報教えます」というタイトルで、タイトルどおりその内容も衝撃的なものでした。日本では性犯罪に対してはあまり強い関心を持たれませんが、アメリカではとても意識が高まっています。
去年、アメリカでメガンちゃんというまだ小学校にも行けない小さい女の子が、なんと自宅の向かいに住む青年男性に性的被害をうけ、死んでしまったのです。その母親がそれを機に性犯罪者の情報を不特定多数に公開する法律「メガン法」の設立を求めて全米をまわり演説をしました。この演説はたくさんのアメリカ国民の共感をよび、昨年メガン法が設立されたのです。
この法律は住民が役所などに行って自分の家の近くに性犯罪者がいないか調べることができるものです。コンピューターには性犯罪者の顔写真、本名、住所、犯罪歴などすべての個人データがのっています。
過去に性犯罪を犯して、刑務所から刑を終えて出てきた人たちが登録されているのですが刑を終えても、周りの住民からは危険人間として扱われます。
西海岸沿いの街でも、過去に性犯罪歴のある男性が、出所後に過去を隠して新聞社に就職してから同僚に自分が性犯罪者であることが「メガン法」によってばれてしまい、そのままやめさせられてしまって自分はその新聞のネタになってしまった。というのも紹介されていました。
さらに僕が驚いたのはまだ実験段階なのだそうですが2年前に少女に暴行して今は観察処分になっている、18歳の少年の足首に小さい足輪がつけられていて、そのカギは役所にあるそうです。
そしてその足輪がなんと、送信機になっていて自分がどこにいるか、24時間役所に送信してるらしいのです。子供が集まる学校、ハンバーガー店、スーパーなどに接近すると、自動的に足輪から警報が鳴ってすぐその場から離れるように命令されるのです。
もっとすごいのは、昨年末アメリカで性犯罪者に対しては「男性ホルモンを減らす薬の注射を1ヶ月に1回受けなければならない。」という法律が決まったことです。つまり、薬によって「性欲」を減らすということです。
また、性犯罪者だけの刑務所の中で社会復帰ができるように犯罪者が一生懸命、精神療法を受けてる姿も放送されました。この人たちが、刑を終えてシャバに戻っても過去は消えないのが今の現実なのです。もちろん、住民が安全にくらすという人権があります。しかし、性犯罪者の中にも少数は立ち直った人もいるはずです。
そういう人たちに対する人権も尊重してあげたいと思いますが、この両方は決して同時に満たされることはないのでしょうか。僕自身、いろいろ考えましたがいいアイデアは浮かびませんでした。
「性犯罪者は刑を終えても一生性犯罪者だ」
インタビューに答えてたある人が言ったこの言葉がどうしても、頭に残っています。